ロングテールSEOとはなんだろう・・・
名前は知っていても、詳しく分からない方が多いのではないでしょうか?
ロングテールとは何かと言えば、長いしっぽのことを意味しています。もともとの意味は、長い尻尾と言う意味ですがSEO対策においては「複数のキーワードを掛け合わせた」という意味になります。
ロングテールSEOとは「複数のキーワードを掛け合わせた」という意味になります。この記事ではロングテールSEOのやり方、ロングテールキーワードの選び方、必要性、具体例などについて詳しく解説していきます。
ロングテールSEOとは?
ロングテールSEOとは検索ボリュームの少ないキーワードを狙うことで検索上位表示を狙うことです。
検索ボリュームが少ないほど競合が少ないので上位表示が狙いやすくなり、Webサイトへの流入数を増やすことができます。
ビックキーワードで上位表示できた場合と比べると、アクセス数は少なくなりますが上位表示できる記事が複数ページあれば、アクセスを集められますし、その分野の専門性の高いサイトとしてGoogleにも評価されます。
ロングテールSEOのメリットとデメリット
ロングテールSEOにはメリットもたくさんありますが、デメリットもあります。
ロングテールSEOのメリット
・競合が少なく上位表示されやすい
・ピンポイントで濃い内容の記事が書ける
・より検索者のニーズに応えた専門的な記事が書ける
・より専門性の高いサイトとしてGoogleに認識される
ビックキーワードではざっくりとしか伝わらないことが、スモールキーワードに特化して書くことでより深く専門性が高まる!
ロングテールSEOのデメリット
・検索数が少ないのでなかなかクリックにつながらない
・ビックキーワードを細分化してより深い内容を複数ページに分けて書くので記事数、文字数が多くなる(制作に手間がかかる)
ページ数が多くなり、どのページを読んだら自分が知りたいことがわかるのか迷ってしまうことも。カテゴリーを工夫したり、細かく内部リンクで繋いで読みやすいサイト作りをすることで改善できる。
ビッグワードSEOのメリットとデメリット
ビッグキーワードにもメリットデメリットがあります。
ビッグキーワードのメリット
・検索数が多いので、上位表示されれば一気に流入数が得られる
・読者の知りたいことを1ページで端的にまとめられるので、概要が知りたい検索者にとっては読みやすい
ビッグキーワードのデメリット
・競合が多くて、上位表示するのが難しい
・検索者の読みたい情報が絞られて書いてないので、記事の離脱率が高くなる
・検索者のニーズが幅広く、ディスクリプション的外れになることがある
ロングテールSEOの例
「学習塾」と検索すると40,300,000 件もヒットして、月間検索数40,500件もあるビックキーワードになります。
しかし、「学習塾+〇〇」とキーワードを組み合わせることによって、「学習塾」よりは検索数がは少なくなりますが、競合の数は絞られて上位表示がしやすくなります。
例
さらにキーワードを組み合わせることによって、さらに検索数が絞り込めて上位表示しやすくなります。
例
月に40,500回検索されるビックキーワードより、に月に30回しか検索されないスモールキーワードの方が上位表示される可能性は高いと思いませんか?
ロングテールキーワードで上位表示を狙う
月に30回しか検索されないキーワードでも、1位を取れれば月間30アクセスは取れる可能性があるということです。
そのような記事が10記事あったら、単純に考えて、月に300回アクセスがあるかも、ということになります。
ビックキーワードで全然検索結果に表示されない、という残念な結果より、より早く検索者のニーズに応えるためにも、ロングテールSEOは有効です。
ロングテールキーワードを調べる方法
ロングテールキーワードを調べる方法を2つお伝えいたします。
関連キーワードから調べる
①Googleで例えば「美容整形」と検索する
②検索結果の一番下の関連キーワードを見てピックアップする
③1つ1つキーワードプランナーなどで月間検索数を調べて、検索ボリュームの少ない記事から書いていく。
キーワードプランナーで調べる
①Googleで無料で使えるキーワードプランナーでビックキーワードを検索
※キーワードプランナーは有料で広告を出したことがないと細かい月間検索ボリュームは表示されません。無料でも大体の検索結果は分かりますが、気になる方は10円だけでもいいので、一度広告を出稿してみてください。
②関連性の高い順にキーワードが表示されるので、なるべく月間検索数が少ない複合キーワードを選ぶ。
キーワードプランナーの検索結果はGoogleスプレッドシートやCSVファイルにダウンロードしてリスト化しておくことができます。
ロングテールSEOの注意点
「同じ意味だけどキーワードが異なる」という部分だけを意識してしまうと、知らないうちにドアウェイページを作成してしまうことがあります。
ドアウェイページとは、「美容整形 東京」「美容整形 名古屋」「美容整形 広島」など、地域名をプラスしてタイトルを作成し、内容はほとんど一緒のような記事を大量に作成してしまうことです。
それによってビックキーワードの検索順位を上げようという手法ですが、現在はこのような手法はGoogleのガイドライン違反になり禁止されています。
ビックキーワードを項目別に詳しく解説していくイメージで、ロングテールキーワード同士は内容が被らないように気をつけましょう。
ロングテールSEOの具体的な方法
ロングテールSEOで流入数を増やしたいと思っても、方法が分からない、本当に効果があるの?と思う方が多いと思います。
ここでは実際にどのようにキーワードを選んでいったらいいかお伝えいたします。
専門性の高いサイトをさらに細分化する
サイトは何かに特化した専門的なサイトでないとGoogleの評価基準であるE-A-Tは満たせないことは以前お話ししました。
SEOの外部対策!上位表示を狙う5つの具体的な方法
あなたのサイトはもう十分何かに専門的に特化した濃い内容のサイトだと思います。
それをさらに細分化していくのです。
キーワードを検索ボリュームが多い順に大、中、小分けましょう。
大・・月間検索ボリューム5,000以上のビックキーワード
中・・月間検索ボリューム1,000前後のミドルキーワード
小・・月間検索ボリューム1,000以下のスモールキーワード
中キーワードはカテゴリーにしてください。
例えば
「美容整形」に特化したサイトを作成するとします。
「美容整形」が月間検索ボリューム18,100件のビックキーワード
そのカテゴリーとして関連キーワードで
「眉間 の シワ 整形」月間検索数1000
「美容整形 ゴルゴ線」月間検索数1000
「マリオ ネット ライン 整形」月間検索数1300
「美容整形 失敗」月間検索数1600
「美容整形 口コミ」月間検索数880
などをピックアップします。
そして、ミドルキーワードのさらに関連キーワードをピックアップしてロングテールキーワードで記事を書いていくのです。
「眉間 の シワ 整形」でしたら、このような関連キーワードがあります。
記事下の関連キーワードが、よく検索されるキーワードなので参考にしてください。
ロングテールキーワードの選定例
検索数: 720
検索数: 590
検索数: 320
検索数: 2900
中キーワードでも記事を書いていきますが、すぐに上位表示するのは難しいです。
ロングテールキーワードの記事同士を内部リンク同士で結びましょう。
検索者にサイト内を回遊してもらい、中キーワードの記事にもアクセスを集めるようにすることが流入数アップの近道です。
ロングテールキーワードを意識することで専門性の高いサイトになる
ロングテールキーワードを意識してカテゴリを細分化して記事を書いていくことで、このようなメリットがあります。
・何を書いたら良いか明確になり無駄な文章が省ける
・読み手も知りたい情報だけを濃縮して読めるので頭に入りやすい
ロングテールキーワードを意識して記事を作成することで、より理解しやすいスッキリとした記事になります。
サイト設計を最初にすることはとても大切になります。
ぜひロングテールSEOを意識したサイト作りも行ってみてください。